一部を除き殆どが本人の歌唱、演奏ではないカバー音源

無料着うた利用のデメリット

無料着うたののデメリットとして、無料のものはそのほとんどがカバーアーティストによる音源であるということです。オリジナルの音源を使用することもできるのですが、日本では、原盤権者のレコード会社が価格競争に巻き込まれないようにしてきた経緯もあり、一般配信業者が純正着うたを配信するのは現在でも難しい状況にあります。

 

実際、2008年、公正取引委員会は、着うた配信の独占状態について、大手レコード会社に対し「共同の取引拒絶」に当たると審決を下しました。数社がこれを不服としていたものの、2011年には高裁でも公正取引委員会の判断を全面的に認めています。
ただそれでも、手続きを踏んで正規の着うたを配信することは現実的に難しい部分が残っており、新規参入できない状況についてはいまだ何も変わっていません。

 

着信メロディやカバーアーティストによる着うたに関しては、原盤音源に絡まないことから、JASRACに使用許諾を得ることができれば違法配信にはあたりません。そのためデジタル著作権管理がかからない楽曲を除くと、J-POPなどの着うたは、カバーアーティストによる音源を使用し、JASRACの使用許諾を得て音楽配信しているわけです。

 

無料着うたは、オリジナル音源ではないという点はある意味でデメリットとなるでしょうが、カバーアーティストと言われる人たちは、スタジオミュージシャンであり、制作しているスタッフも音楽現場の職人のような立場の人ばかりです。オリジナルではありませんが、無料着うたには、カラオケのガイドボーカルなどを歌っている歌唱力のあるシンガーが歌っているトラックが使われています。
モバイル端末の着信音に使うものであれば、それで十分というユーザーもいるのです。

 

どうしてもオリジナル音源の着うたが良いというのであれば、有料のものを使うしかありません。ただ、全部を有料のオリジナル音源の着うたにすることもないでしょう。
連絡先によって着うたを使い分けるということもできますし、なかにはオリジナル音源よりも味のある仕上がりになっているものもありますので、そうしたトラックはそれなりに価値のあるものとなるのではないでしょうか。興味のある方はカバー着うたも聴いてみると面白いかも知れません。


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